父の泣いた話 | みほ☆こた(^-^)ノ

父の泣いた話

昔、女子大付属の高校に2年近く通っていた。成績がよっぽど悪くなければ上の大学に行けるし、良ければ希望の学部に入れる。基準というのが10段階評価の「4以上」。7以上あれば生徒の希望が考慮される。私はその学校が大嫌いだったので、とりあえず上の大学に行ければ良いと思い、いつも一夜漬けで試験を受けていた。初めての成績表は見事に「4~6」しかなかった☆親に見せても母はあまりに平凡すぎる成績にコメントがみつからず「ふ~ん」という感じだったが、ふと見ると父が成績表を手に持ち「うおう~」と叫びながら顔をくしゃくしゃにして涙を流している。「巨人の星」の伴宙太のような号泣である。そりゃ威張れる成績じゃないけど、泣かれる程ではないと思い、訳を聞いてみると「5が最高なのに、6まであるじゃないか~」と言うんである。「うれし泣き」だったのね。5段階評価じゃないってば・・(涙)どうせならこのまま喜ばせておきたかったけど☆今思えば、その無敵のプラス思考をあの時に学んでおけば、もうちょっと違う人間になれていたかも。残念っ!!