二宮尊徳翁
- 福住 正兄, 野沢 希史, 童門 冬二
- 二宮尊徳翁の訓え
NHKの「その時歴史が動いた」でやってたのを見たのだけど、この人
天保の大飢饉の際、小田原領に一人の餓死者も出さず、民を4万人救ったとかで。。
この番組って、今の時代に合ったテーマのことが多くて(毎週見てないけど)
この話をやったのは、たぶん「理想のお役人」像を流したかったのでは、と思った。
江戸で2ヶ月ねばって許可をもらい、藩と丁々発止やりあって米蔵を開けさせ、
「民が飢えるのは政治が行き届かなかったから」と自ら思ってくれた人
動けない人達を一カ所に運んで
「もう餓死することはないから、好きなだけ寝ていなさい」と声をかけ、
1日一杯のおかゆと共に、生きる気力も与えることを忘れなかった。
復興のため初めて村に訪れた金次郎は、納める米を4分の1に減らし、
表彰状や賞金で、田畑を捨てていた農民にやる気をださせ
年貢収入が3倍に増えると、3分の1を農民に返し、村を富ませるというやりかたをした。
天保の大飢饉の頃、金次郎の管轄していた村には備蓄している雑穀が一年分あったという。
早速、本を読んでみた。
分度といって、収入に応じた生活をし、さらに倹約して余らせ、
余った分を将来の自分のために使ったり、社会に還元したり他人に分け与えたりする生き方。。
なんかすごく当たり前のこと言ってるのだけど、これができるのって、やっぱりすごい。
↑上の本は図書館で借りました。。